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味だけではない、レストランの魅力
たとえば、料理を売りものにするレストランならば、まず味が第一。旨いかどうかが最も重要な要素である。それはもちろんなのだが、味の他にも「売り」があるとなれば、それは鬼に金棒であろう。モデナにある「リストランテ・モンタナ」は、味以外の要素で世界的に知られた数少ないレストランのひとつ。その理由は写真をご覧いただければ一目瞭然だろう。店内にところ狭しと飾られた、フェラーリF1レーサーたちの関連アイテムのためである。
サイン色紙に始まり、チームキャップ、ヘルメット、ホイールやフェアリングといった車体パーツ、さらにはドライバーが自ら着用したレーシングスーツまで飾られている。
オークションにでも出したら、いったいいくらの値がつくのか…などと、野暮な想像も膨らんでしまうところだが、ファンにとってはそれほどのお宝が、無造作に店内に展示されているのだ。もちろん「店主のコレクション」というわけではない。ドライバー本人や関係者が、記念にと置いていくのである。それが積もり積もった結果がこの状態なのだ。
店内は落ち着いた雰囲気なのだが、いたるところにF1関連のアイテムや色紙、写真が展示され、まるで博物館のよう。
「モンタナ」はフェラーリ本社の近くということもあって、関係者が足繁く通う店だった。店の外壁に「2 aprile 1967」と刻まれたプレートがあるところを見ると、開店からもう50年近くになるはずだ。いったいいつ頃からこのような状態になったのかは定かでないが、おそらくかなり早い段階で「F1レストラン」になっていたのではあるまいか。
F1は「F1サーカス」という表現通り、シーズン中は世界中を転戦することになる。異国を転々とする日々の中で辛いことといえば、やはり「故郷の味」だろう。
懐かしいあの味に思いを馳せつつ、すべてのレースを消化し、故国に戻ってきたスタッフたちが、大挙して「モンタナ」に押し寄せる。そして久しぶりに故郷の味を堪能した彼らは、御礼にとサイン色紙やら写真やら、さらにはヘルメットやスーツまでプレゼントしていく…。想像力を働かせすぎかもしれないが、どうもそんなイメージが頭から離れない。実際に「モンタナ」は日本向けにアレンジされたイタリアンとも少し異なり、いかにも「郷土料理」「家庭料理」という言葉がしっくりくる、素朴な味わいなのだ。
Back to Starting Line - Warriors’ Favorite
戦う男たちの帰るべき場所
「モンタナ」は、F1ファンの間ではすでに非常に有名な場所になっているそうだ。店内にひしめくお宝の山を見れば、その人気もうなずける。だが「モンタナ」の真の人気の理由は、やはり料理にこそあるのだろう。われわれ日本人が言うところの「家庭の味」「おふくろの味」というものが、ここにはあるのだ。
世界一速い男、世界一速い車という称号を競って世界を旅するF1サーカス。それは命を削る、長く厳しい旅に違いない。だがその旅を終えた後には、懐かしい手料理が彼らを待ってくれている。
そして戦いに明け暮れた果てに帰ってきた彼らを、「モンタナ」はいつも優しく包み、温めたはずだ。「きょうのぼうけん」を終えて意気揚々と引き揚げてきた子どもたちを出迎え、抱きしめてくれるマンマのように。
だからこそ「モンタナ」は、今日も手作りの温かさを伝える手料理の数々を、せっせと作り続けているのである。
すでに観光名所と化してしまった感もある「リストランテ・モンタナ」。日本からの観光ツアーに組み込まれることも多いようだ。だが「名所に見どころなし、名物に旨いものなし」の例には沿わず、供される料理はなかなかの味わい。
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