Open Door to Unique, Special Experience

非日常への扉を開いて旅に出る

旅はいつも「非日常」への扉だ。それがたとえどんなにささいなものであっても。毎日を常に新しく、そして生き生きと暮らしていたとしても「日常感」は否応なくついて回る。それが体にまとわりついてくるような感覚を覚えると、ふっと数日の休みを取って旅に出たくなってしまうのだ。
今回は冬の寒さに身の縮む思いをしていたこともあって、思い切り違う環境に飛び出すことにした。選んだ行き先はアラブ首長国連邦のひとつ…ドバイである。
ペルシャ湾に臨む砂漠気候であるドバイでは、夏の気温は50度近くにも達する。だが12月から2月頃までは平均して20度前後と過ごしやすい。早朝の爽やかな空気の中、目指すホテル「アトランティス・ザ・パーム」は全身に朝日を受けて、光り輝いていた。

エントランスのオブジェは時間帯によって見え方が異なる。照明の変化のためか、それとも見る者の高揚感のなせるわざか。
その巨大さと独特の外観、そしてヤシの木をかたどった巨大な人工島「パーム・ジュメイラ」に位置することから、このホテルは海外でも知名度が高い。CMや映画などの映像作品に取り上げられる機会も多いため、たとえその名は知らなくても、その外観は多くの人々にとって見覚えのあるものだろう。
そしてその名の示す通り、このホテルは海をテーマとし、モチーフとしている。
館内には海の生物をかたどったオブジェや彫刻が見られ、海底遺跡をイメージさせる巨大な水槽で魚たちが悠々と泳いでいる。ウォーターパークも併設され、そこでは家族連れが歓声を上げている。まるでこのホテル全体が、巨大な海の神殿であるかのようだ。

Atlantics the Palm - Ideal Home to Playful God

神のすみかにふさわしい場所

巨大な水槽の中には、海底に沈んだ古代文明を思わせる演出。その周りを魚たちが思い思いに泳いでいく。
古代ギリシアの神話によれば、大海神・ポセイドンは陽気で快活な神だった。いたずら好きで、タコやウミウシ、イソギンチャクといった奇妙な生物ばかり作っては、それを見たニンフたちが驚く姿を見て笑ったという。
「アトランティス・ザ・パーム」は、そんな神の隠れ宿にはまさにふさわしい。昨日までの日常がはるか遠い過去に遠ざかり、夢のような世界を存分に楽しむことができる。しかもホテルから一歩も外に出ることなく。
観光を産業の大きな柱として位置づけ、その発展を推進しているドバイにあっても、このホテルの位置づけはトップクラスのものであり、多くの人々を惹きつけてやまない。それを裏付けるように、エントランスには時間を問わず多くの人々が行き交っていた。まだ見ぬ「非日常」への扉を開くために。
人工衛星からも確認できるという巨大な人工島「パーム・ジュメイラ」に位置する巨大なホテル。2008年の開業以来、他の高層建築物郡とともに、世界に知られた存在である。豊富なアクティビティやスタッフのホスピタリティなど、高級ホテルがひしめくドバイでもトップクラスのクオリティを誇る。
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