Boost Confidence Armed with Empowering Outfit

ファッションに秘められたパワーを使いこなす

服というものは顔や髪型と同様、もっとも他人の目に触れやすいものだ。風雨や寒さから体を守るという本来の機能はもちろん、個人の趣味や好みを表現する、ひとつの手段でもある。そうしたこともあって、ファッションに関する逸話というのはそれこそ枚挙にいとまがない。
テレビで人気を博したある司会者は、細身のジャケットがトレードマークだったが、その衣裳はすべて自前で、しかもテーラーメイド。自宅には300着を越えるストックを持っていたという。彼にとっては服は機能性第一。体の動きを妨げず、どんなポーズをとっても着崩れしないというのが必須だったのだろう。
またある精神科医は、仕事中はいつもナチュラルカラーの、おとなしい見た目の服を着た。
これは患者を刺激しないための配慮であったが、そのかわり外から目につかない肌着だけは、赤やオレンジなどの派手な原色のものを身につけていたそうだ。職業柄、精神的に消耗することが多いため、それを補う意味で元気の出る色物を身につけるのだという。
少々「都市伝説」めいた話で、どこまで本当なのかは定かではない。だが服というものが周囲の人々に与える印象や、着ている本人に及ぼす影響を考えれば、あながち的外れな話ではないように思える。
古典的な題材を使いながらも、大胆なデザインワークと鮮やかな色使い。まさにヴェルサーチならでは。
そんな「服の力」というものを考えたとき、まず思い浮かぶブランドネームがヴェルサーチである。
ファッションブランドというものは文字通り星の数ほど存在し、いずれもそのブランドならではのポリシーと方向性、確固としたスタイルを持っている。だが多くの個性的なブランドの中でも、ヴェルサーチは突出した存在だろう。
まずひと目でそれと判る華やかさ、派手さがある。特徴的なシルエットや鮮やかな原色を大胆に操り、舞台衣裳のように人目を惹かずにはおかない。そのパワーは絶大で、それゆえに着る人を選ぶ。
服に対して気弱な人間では、とても太刀打ちできない。俗に言う「服に着られる」という結果になってしまう。
だが、このパワ−を御せる人間が身にまとえば、その鮮やかさ、華やかさによって、自信にあふれた堂々とした姿を表現できる。つまり、服のパワーをわがものとすることができるのだ。たとえそれがジャケット一着、ネクタイの一本であったとしても、そうした力強さを秘めているのがヴェルサーチの大きな魅力だろう。

Seize Opportunity That Really Matters

ファッションは、自分を変えるチャンスでもある

服は私たちの身を守るものであり、自分を飾り、時には欠点を隠してくれるものでもある。だがどんなにパワフルな服であったとしても、それに「着られる」というのは情けないことだろう。むしろ服のパワーに打ち勝ってこそ、人としての魅力も上がろうというものだ。
ならば服に負けないパワーを身につけ、着こなしてみてはどうか。背筋を伸ばし、姿勢を正し、立ち居振る舞いや歩き姿を鍛え、服に負けない格好良さを身につけてみてはどうか。わざわざ人に教えを請うほどのものでもない。
パワフルな服を着こなし、格好良く振る舞う自分自身を想像すれば良い。そしてそこを目指せばそれでよいのだ。
好き嫌いは別として、派手やかなヴェルサーチをさらりと着こなすことができるようになれば、あなた自身の女ぶり、男ぶりも数段ランクアップすると思うのだ。
その鮮やかな色使いや大胆なデザインが特徴的なイタリアのファッションブランド。車やホテルなどの内外装のデザインを手がけるなど、意欲的な活動を見せた。創業者であるジャンニ・ヴェルサーチ亡き後は、実妹であるドナテラがデザイナーとして活躍している。
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